阪神が甲子園での連敗を6でストップさせた。
藤浪は4失点と精彩を欠いたピッチングだったが、このところ好調の打線が援護。
4裏、新外国人ナバーロの2ベースをきっかけに大山が四球を選び、梅野がレフトスタンドへスリーランで1点差。
6裏には絶好調の陽川が2ベースをうち、ナバーロの犠牲フライで同点においつき、大山・梅野の連続タイムリーで4点差をひっくり返し逆転勝利。
甲子園(一部京セラや地方開催含む)では、6月9日のロッテ戦に3対2とサヨナラ勝利して以来、引き分けをはさみ6連敗だったが、約1ヶ月ぶりの勝利となった。
しかし、まだ今季通算ではホームで17勝21敗1分と借金4となっており、過去5年間の両リーグのホームゲームのデータを調べると、甲子園(京セラ、一部地方開催を含む)のホームゲームで貯金10以上が優勝に絶対条件というデータがある。
「貯金ソフトバンク32、広島31」
他チームの直近5年間のホームゲームでの成績が下記である。
優勝チームホームゲームでの成績
2017年 広島 50勝20敗1分 ソフトバンク 52勝20敗
2016年 広島 51勝20敗1分 日本ハム 45勝24敗2分
2015年 ヤクルト 45勝26敗1分 ソフトバンク 44勝25敗3分
2014年 巨人 44勝27敗1分 ソフトバンク 45勝24敗3分
2013年 巨人 46勝21敗5分 楽天 42勝28敗2分
最少貯金は2014年のソフトバンクが45勝24敗3分・日本ハムが45勝24敗2分と貯金11である。
ホームゲームでの最多貯金はパリーグでは昨年のソフトバンクが52勝20敗で貯金32を記録。セリーグでは2連覇を成し遂げ、今年も首位をいく広島が2016年は51勝20敗1分、2017年は50勝20敗1分と貯金30以上を記録し、今年も24勝9敗1分と圧倒的な強さをみせている。
その他のホームゲームの戦績をみると、2016年の日本ハムが45勝24敗2分と2013年の巨人が46勝21敗5分で貯金21、2015年のヤクルトが45勝26敗1分、ソフトバンクが44勝25敗3分で貯金19などを記録している。
「2003年、2005年、2014年いずれもホームゲームで貯金10以上」
阪神が優勝した2003年は50勝20敗、2005年は 42勝26敗5分とホームゲームで貯金15以上、CSに勝ち進み日本シリーズに進出した2014年でさえ41勝30敗1分と貯金11を記録している。
ちなみに、金本阪神では2016年、ホームゲームで31勝39敗と借金8を記録し、シーズン全体の結果は4位に終わったが、昨年は41勝29敗2分で2位と大躍進した。
つまり、ホームゲームで貯金10以下で優勝したチームは両リーグ合わせて、1チームもなく、阪神が優勝する時は貯金10以上を必ず残している。
シーズン残り試合半分近く、甲子園で大きく勝ちこすことは優勝への絶対条件と言えるだろう。