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若者のテレビ離れは嘘

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安室奈美恵が「世界の果てまでイっテQ」(日本テレビ系)に出演し、「ワンナイR&R」 (フジテレビ系)以来12年ぶりに民放パラエティ出演が実現し、平均視聴率は21.5%、瞬間最高視聴率24.9%、ツイッターでは20万ツイート超の盛り上がりをみせ、トレンド上位を独占した。

そこで、先日総務省が公表した「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」を基に現時点で「テレビ」は「ネット」、「新聞」、「ゲーム」、「SNS」などと比べ影響力はどのようなものか考察した。

「安室最後のテレビ出演か」

同番組出演のお笑い芸人イモトアヤコが以前から安室の大ファン。

今回「イモトワールドツアーin台湾」と企画を銘打ち、番組スタッフがサプライズで安室をセッティングした。

 台湾のお店で安室が突然登場し、イモトはえっと大声でビックリした後、「すごくすごく大好きです」と笑顔でコメントし、2ショット対談が実現した。

イモトが出演した経緯を聞くと、安室は「いつも応援してくださっているイモトさんが出ている番組なので最後に是非と思いまして」と答えた。

イモトは「20年間ずっと好きで私の人生は安室さんのおかげで楽しく素晴らしく美しいものになっています。9月16日まで全身全霊で応援します、その後もずっと大好きです」と思いを伝え、安室は「ありがとうございます」と涙した。

 この2人のシーンに歓喜の声が殺到した。

安室は9月16日に引退が決まっており、最後のテレビ出演になるかもしれない。

 「ネット世代はゲームを楽しんでいる」

先日総務省が「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

http://www.soumu.go.jp/main_content/000564530.pdfといって、13歳から69歳まで男女1500人を対象に「テレビ」、「ネット」、「新聞」、「SNS」、「ゲーム」など情報通信メディアの利用状況を調査した結果を公表した。

それによると、テレビとネットの利用時間(平日)は10代のテレビが73.3分、ネット利用時間が128.8分、20代のテレビが91.8分、ネットが161.4分と5年前と比べ、テレビが30分近く減少し、ネットが10代で20分近く、20代で50分近く増加した。

また、30代もテレビの利用時間が121.6分、ネットの利用時間が120.4分とほぼ同じになり、5年前と比べテレビが40分近く、ネットが40分強増加した。

40代から60代に関してはネットよりテレビの利用時間が長く、40代ではテレビが150.3分、ネットが108.3分で5年間でテレビが37分減少し、ネットが30分強増加したが、

60代はテレビが252,3分、ネットが38.1分と5年間でほぼ変化がなかった。

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引用 総務省 平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

10代から30代はテレビよりネットの利用時間が長い「ネット世代」、40代から上はネットよりテレビの「テレビ世代」で年齢層が高くなるにつれ、「テレビ」の利用時間が長かった。

ネットの休日の利用時間をみると10代~30代までは「オンライン・ソーシャルゲーム」が183分~408分と圧倒的である。

ゲーム市場の世界の売上は2018年に15兆円規模に達し、諸外国と比べて日本は2兆円で中国、アメリカに続き3位となっている。

特に10代では動画サイトが158.3分、ゲームが408.8分、20代では動画サイトが165.0分、ゲームが251.3分とSNS・ブログ・メール、テレビの利用時間すらも大幅に上回る結果となった。

私の周囲だけを見渡しても弟の子供が「スプラトゥーン」や「マリオカート」を、幼なじみが「モンスターハンター」を、彼女が「ラインツムツム」など休みの日にほぼ1日熱中している程である。

  そして、アプリの利用率は「LINE」と「Youtube」が10代~50代が65%~95%近くと人気が高かった。

特に「LINE」と「Youtube」は10代~30代で86%~95%超となっている。

以下「ツイッター」、「Facebook」は10代~40代が30%~70%少しと続き、「インスタグラム」も20代で52.8%と利用率が増加してきている。

概ね若年者ほど利用傾向が高いことがわかった。

「苦戦する動画配信サービス」

 動画配信サービスのここ5年間の推移をみてみよう。

Youtubeなどのオンデマンド型の動画共有サービスが52.8%から68.5%と15.7%増加した。

一方、WOWOW、スカパー、ケーブルテレビなどの有料多チャンネル放送サービスは22.3%から16.8%と減少、ライブ型動画配信サービスが5年前は8.2%から10.1%と1.9%、NHK オンデマンド、フジテレビオンデマンドなどのNHK、民放キー局のオンデマンド型放送番組配信サービスは6.2%から11.3%と5.1%増加した。

動画配信サービスに関しては主にYoutubeのオンデマンド型動画配信サービスの一人勝ち状態となり、他のサービスの伸びは鈍化傾向にあることがみてとれる。

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引用 総務省 平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

 

「ゲームとYOUTUBEくっつき現象」

さらに、テレビ、新聞、ネット、雑誌の中でのメディア信頼度をみると20、30代を除いた世代は「テレビ」を一番信頼しているという調査結果が出た。

例えば10代でもテレビが71.2%、新聞が64.0%、ネットが36.0%、雑誌が26.6%などとなっており、「テレビ」の信頼度が相対的に全世代で以前高い。

「テレビ世代」はほぼテレビを視聴しているので、「ネット世代」をみると、昨日のイッテQの安室とイモトの視聴率やツイート数、「テレビ」を1日1時間少しから3時間弱視聴し、信頼度も高いことを思うと「テレビ離れ」というよりは「オンライン・ソーシャルゲームやYoutubeにくっつき現象」が発生しているといえるのではないだろうか。

私はゲームはほとんどせず、ライブ型動画配信サービスや放送番組サービス派だ。

介護するまでは2000人程の弱小コミュニティーではあったが、「ニコニコ生放送」で生主をしていて、現在も時々生主配信やプロ野球中継などを視聴している。

他にも「ふわっち」や「showroom」でかわいい女の子をみて、コメントを打ち生主が反応してくれるインタラクティブにはまり、正直キャバクラに行かなくなった。

また、中々リアルタイムでテレビを視聴できないので、放送番組サービスは便利だ。

最近では「グッドドクター」、「世界の片隅に」など見逃し配信や関東ローカルの「週刊フジテレビ批評」などをフジテレビオンデマンドで視聴している。

他アマゾンプライムビデオの「ドキュメンタル」、フジテレビONEの「プロ野球ニュース」、アベマTVの元SMAP3人の「7.2時間テレビ」、「アベプラ」など放送動画サービスならではのオリジナルコンテンツを楽しんでいる。

ライブ型動画配信サービスや放送番組配信サービスの今後の伸びにも大いに期待し、「テレビ」と共にメディアを盛り上げてほしい。

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引用 総務省 平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

 

 

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関西出身。株式会社CSK(HP制作会社)やCSKマーケティング(放送・通信業)を経て、30歳過ぎから母親がガン・脳梗塞等で認知症祖母シングル在宅介護6年経験。2019年1月祖母は、認知症進行で精神科病院へ入院後2020年11月療養病院へ転院。緊急対応や週1回面会。2017年頃からフリーライター、メディア評論家、時折テレビの仕事など幅広く活動。日総研認知症ケアやみんなの介護は連載3年目の他デイリースポーツ・ヤフー等多数掲載。2020年、メディア出演や12月 『おばあちゃんは、ぼくが介護します』(株式会社法研)を出版。ツイッター @torata_t Youtube ほんやまで新聞Youtubeチャンネル – YouTube

 

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