祖母がコロナ禍に経管栄養から経口摂取へ、背景に家族と病院の力 みんなの介護連載

介護

こんばんは、30歳過ぎから認知症祖母やガン・うつ・身体表現性障害などの母親をダブルシングル介護、著書『おばあちゃんは、ぼくが介護します。』(株式会社法研)が好評発売中の作家、メディア評論家などで活動中の奥村シンゴです。

認知症の進行などに伴って、人は口から食べものを「食べれなくなる」「飲めなくなる」ときがやってきます。筆者の祖母は認知症を患っており、2019年1月に精神科病院へ入院し、2020年11月末に療養病院へ転院しました。

今回は、祖母がひとときではありますが、4カ月ぶりに鼻から栄養を入れる経鼻経管栄養に戻りました。そこには、新型コロナウイルス流行下の中、賢明に祖母のケアをしていただいた療養病院とサポートした家族の力がありましたのでお話をさせていただきます。参考になれば幸いです。

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「家族と施設の連携なしでは経口摂取の維持は困難」

祖母が精神科病院へ入院して1年半が経過した頃、主治医から「シンゴさん(筆者)も毎週面会へ来て食事介助を手伝っていただきましたが、おばあさまは認知症や老化が進行していて、ほぼ『食べる』『飲む』という行為を忘れてしまいました。療養病院で経鼻経管栄養をお奨めします」と提案を受けました。

それを聞いた筆者は、ショックで泣いてしまいました。それまでは、筆者と高齢者施設の職員の方に祖母の経口摂取を維持してもらっていました。精神科病院の看護師の方も、「おばあさまはね、お孫さんがいらっしゃるときはご機嫌が良いのか、食欲が進まれるようです」とよく言ってくれていました。

筆者が新型コロナが流行する前まで毎週面会へ行き心掛けていたのは、祖母に「重度認知症であること」や「病院へ入院中であること」を忘れてもらい、普段の家庭と同じような環境をつくることです。そのうえで、好きな食べものや飲みものを持って行きます。また、高齢者施設は概ね夕方から夜間の人手不足が深刻です。そのため、一人ひとりと話しあう余裕がないので、筆者が夕食時に食事介助を続けていました。

祖母は精神科病院に入院してから、低活動や便秘から徐々に食欲が減少していたので、大好きな抹茶プリンを持参。筆者が「抹茶プリンが欲しい言うてたやろ?」と祖母に聞くと、「あら、かわいいね。食べものでしょ。1個だけな」とやや失認症状は発現していましたが、喜んで食べてくれました。

また、精神科病院の主治医や看護師の方たちも祖母に最期まで経口摂取してもらおうと、祖母の食べものの好みをよく把握してくれていました。祖母が白いご飯やおかゆを食べなくなってきたら、「佃煮」や「海苔」をつけてみたり、おかずを少なくして甘いプリンやヨーグルトなどデザートを増やしてみたりと、色々と工夫していただきました。

新型コロナの影響をさほど受けない地域に限られますが、本人の経口摂取の維持は、家族と施設の双方の想いが1つでないと難しいでしょう。

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噛むことを忘れてしまった祖母

無情にも祖母の認知症の症状は進行していき、ついには「食べる」「飲む」といった行為を完全に忘れてしまいました。そう確信したのは、筆者が「噛まないと喉につまるやろ、モグモグしてごらん」と言ったときです。祖母はなんと、「モグモグモグモグ」と口で言うだけで、食べものを噛もうとしませんでした。噛むことを忘れてしまったのです。

さらに、続きは、https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/home-care/no222/ をご覧下さい。

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