介護

年末年始のコロナ禍に徘徊した時の介護者対策3カ条

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こんばんは。ほんまやで~新聞編集長の奥村シンゴです。

新型コロナウイルスの感染者数は、一昨日東京で過去最多の949人を記録しNHKによれば、死者数は12月27日現在で3274人になっています。

感染症で重要な指標の死者数は、11月下旬頃までは1日10~30人でしたが、11月下旬以降40人~60人位とやや増加傾向。

コロナで命を落とされた3274人の死者の方にはお悔やみと嗅覚・味覚障害など後遺症に苦しみ悩む方々にお見舞い申し上げます。

年間の病気の死因数は、1位が悪性新生物で34万4千人、2位が心疾患で18万人、3位が脳血管疾患で12万2千人。 (厚生労働省より)新型コロナウイルス感染対策をしながら正しく恐れることが必要だと考えます。

私は、認知症の祖母の在宅介護を6年間ほぼ1人でしてきました。2019年の1月から祖母は認知症が進行して精神科病院に入院後、2020年11月に療養病院へ転院しました。緊急対応時や週1回は病院へ面会に行っています(現在はコロナ感染予防のため、面会禁止中)。

コロナ禍の介護で悩み事の一つに、本人が徘徊したらどうするかがあると思います。特に年末年始はコロナ禍といえ普段より人手の増加が予想され、介護者はより注意が必要です。

とはいえ徘徊は、日中、夜間と時間に関係なく突然本人が外へ飛び出そうとします。退職した会社に行こうとしたり、居場所がわからなくなり混乱したり、認知症の症状だったり・・・。頻度が少ない人もいれば多い人もいます。

今回は、コロナ禍の徘徊時の介護者対策について皆様の悩みや不安を解決できればと思い筆を走らせました。一人でも多くの方々に参考になれば幸いです。

「年末年始のコロナ禍に徘徊した時の介護者対策①症状が出たときに行う2つのこと」

認知症が進行してくると徘徊の症状が発現し、日によっては1日に何度も突然家を飛び出そうとします。介護者が「今、コロナが流行ってるから外へ出ないで」と言っても聞く耳をもたないでしょう。私は祖母の在宅介護をしていたとき、ケアマネジャーから下記の2点を教えてもらい実行。その結果、何度も徘徊をとめることができました。

  1. 日中でもカーテンを閉めて、「夜も遅いから明日の朝に一緒に行こう」などと声掛け
  2. 「今日何かあった?」と笑いながら話を聞くことに集中する(なぜ外に出ようとするのか介護者に打ち明けやすい環境をつくる)

この他、徘徊中や徘徊についての注意事項は、拙著『おばあちゃんは、ぼくが介護します。』(株式会社法研)に書いていますので参考にしてください。

12月22日読売新聞全国版夕刊に拙著の紹介と私の事が掲載 

「年末年始のコロナ禍に徘徊した時の介護者対策②見守りサービスの活用」

要介護度が軽い家族を介護していた場合、仕事を休める方はそう多くはないと思います。自分自身が働いている間、「家族に何かあったら…」と思う方もいるはずです。最近は家族と離れた場所にいても、健康状態やトイレに行った時間などをスマートフォンで確認できるシステムがありますので、いくつか紹介します。

緊急用のブザー

携帯電話サイズのブザー。外出先でもし本人が体調が悪くなった場合、ブザーを鳴らすと全国で約3,000ある緊急発進拠点から迅速に救急隊員がかけつけてくれるサービス。

24時間看護師と連絡が取れる電話サービス

本人が普段買いものや喫茶店に行くなどプライベートのときも家族が把握できたり、体調が優れないときに24時間体制でいつでも看護師と電話できるサービスです。

GPSの活用

GPS機能で最近は、高齢者向けに首からぶらさげるスマートフォンやキーホルダー型のGPS機器も用意されているので、本人の希望にあわせて用意するのが良いでしょう。
自治体によっては無料で貸し出しているところもあるので、地域包括支援センターなどに相談してください。

民間企業の見守りサービス

祖母はガス会社の見守りサービスを利用していたのですが、何度も助けられたことがあります。祖母が認知症の初期段階の頃、1人で買いものへ行ったものの、家の場所がわからくなったことがあったのです。そのとき、私は「帰りが普段より遅いな…」と思いながら家で祖母の帰宅を待っていたところ、突然警備会社の人から連絡があり、以下のような内容でした。

「おばあさまが家の場所がわからなくなったそうで、動揺と混乱からか泣いていらっしゃいました。私たちが駆けつけて、今は落ち着いています。今から自宅までお送りしますので少々お待ちください」

本人が見守りサービスを利用できる間は、使ってみるのも一つの方法。拙著に詳細のサービス内容を記載しています。用途によって利用料金が異なりますので注意してください。

コロナ禍の中、祖母と面会

「年末年始のコロナ禍に徘徊した時の介護者対策③外で散歩する時間ができたと開き直る」

本人が徘徊したいのに介護者が無理に止めても梨のつぶてとなる場合が往々にしてあります。

介護者は本人を「引き止めよう、引き止めよう」としても、制止できないことが多々あります。私も祖母の徘徊を何度も経験しましたが、なぜか力が強く足が早いんです。片杖をついてほぼ歩けない祖母が3キロ先まで歩いたのですから・・・。

ですので、コロナを意識しすぎず感染対策をした上で、介護者が要介護者の方と一緒に付き添うのをオススメします。例えば、人ごみが少ない公園や河川などに極力誘導すれば何ら問題ないでしょう。徘徊防止やグッズを試しても、徘徊が制止できない場合は「外で散歩することができた」ぐらいの開き直りが必要です。

国立長寿医療研究センターの調査によれば、2020年4月の高齢者の活動時間は、1月と比較して約3割減少しました。新型コロナの感染拡大以降、高齢者が普段より外出を控える傾向にあることがわかります。高齢者の2020年1月の活動時間は1週間で4時間5分だったのに対し、4月はわずか3時間と報告されています。

コロナを意識しすぎて、本人のフレイル(認知機能や運動機能等)低下につながらないよう3カ条を頭の片隅に入れておいてください。

そうすると、年末年始に介護者は少しは精神的にゆとりがもてると思いますし、気持ちの余裕が徘徊を防ぐことにつながるかもしれません。

コロナ禍で徘徊した場合の介護者対策

『おばあちゃんは、ぼくが介護します。』(株式会社法研)書店1位や読売新聞他多数のメディアに紹介され好評発売中。

Youtube 私と祖母の和むシーンあり、リアルなシーンありの介護のやり取りを配信中。 

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関西出身。株式会社CSK(HP制作会社)やCSKマーケティング(放送・通信業)を経て、30歳過ぎから母親がガン・脳梗塞等で認知症祖母シングル在宅介護6年経験。2019年1月祖母は、認知症進行で精神科病院へ入院後2020年11月療養病院へ転院。緊急対応や週1回面会。2017年頃からフリーライター、メディア評論家、時折テレビの仕事など幅広く活動。日総研認知症ケアやみんなの介護は連載3年目の他デイリースポーツ・ヤフー等多数掲載。2020年、メディア出演や12月 『おばあちゃんは、ぼくが介護します』(株式会社法研)を出版。ツイッター @torata_t Youtube ほんやまで新聞Youtubeチャンネル – YouTube

 

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