面会120回超の介護者がコロナ禍の面会方法を3つ提案 みんなの介護216回目掲載 

介護

話題のヤングケアラーなど若者介護の背景、コロナに関しては、本日、大阪に医療非常事態宣言が発出されたり、東京の新規感染者数が555人に急増しています。

2020年12月9日、筆者は『おばあちゃんは、ぼくが介護します。』(株式会社法研)を出版。内容は若者孫介護8年間の経験から得たノウハウと介護者の新型コロナの対策が一冊でわかります。

読売新聞、共同通信、介護専門誌日総研認知症ケア、ヤフーニュースなど多数のメディアに取り上げられた他長尾クリニック院長の長尾和宏先生などから推薦されていますのでぜひご覧下さい。

長尾和宏先生から書評をいただきました。

今回はその中から一部を抜粋し、加筆してコロナ禍で面会できない家族への対応案について、お話しします。

ジュンク堂三宮店

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「約半年間、祖母との面会はオンラインのみ」

介護・医療従事者の皆さまにおかれましては、新型コロナの感染対策を徹底しつつ、かつ患者の命を守っておられるので頭が下がる思いです。一方で、高齢者施設に家族を預けている介護者の多くは、家族に会えず悶々とした日々を送っている人が多いのではないでしょうか。

筆者は30歳過ぎから認知症祖母を6年間、ほぼ1人で在宅介護してきました。2019年1月に認知症の進行で精神科病院へ入院し、2020年11月、祖母は精神科病棟から療養病院へ転院しました。当時はすでに新型コロナの影響で、面会はオンラインのみという状況。

新型コロナが流行し面会禁止になった2020年6月まで1年5ヶ月間、筆者は、祖母の元へ週1回計120回以上面会へ行き、夕食介助や外へ散歩するなど家族にしかできないサポートをしました。祖母に直接面会ができなくなり半年近くが経過していました。

認知症祖母が入院中の精神病院より食事生配信

2021年3月31日、祖母が右下肢壊死性軟部組織感染症を発症しました。右下肢壊死性軟部組織感染症は、皮膚や筋肉の感染症が急激に進行し、手足などに強い痛み、出血しやすくなる、高熱などの諸症状が起き、致死率30%以上ともいわれる命に直結する病気。

祖母は、右足が水ぶくれで膨れあがり目を空け呼吸するのがやっとの状態でストレッチャーで搬送されてきました。

精神科病院から療養病院へ転院したほんの3か月前は、独語ながら言葉を発し、車椅子に乗れて、泣いたり笑ったりと喜怒哀楽が豊かだったのに・・・。

祖母は、意識がもうろうとする中、主治医が患部を触わった時のみ「ひょい、ひょい」と理解困難な言葉を話しました。

右下肢壊死性軟部組織感染症の治療法は、抗凝固薬で血液をサラサラにする、右足を切断するの2つがあるそうですが、いずれも高齢で出血死や全身麻酔に耐えるのが不可能で余命は長くて2~3ヵ月だそうです。

筆者は、「よっぽど患部が痛いんやで、ほんまかわいそう。療養病院はここまで症状が悪化するまで異変に気がつかなかったのか」と涙や怒りがこみあげたのです。

右下肢壊死性軟部組織感染症
右下肢壊死性軟部組織感染症で倒れた祖母に出版報告

「病院や介護施設から状況などを聞く機会が減る」

先述した通り、祖母が入院している病院は新型コロナの感染防止のため、家族ですら入れません。そうなるのも無理はなく、特に民間病院は万が一感染者が出てしまった場合、報道や風評被害で利用者が減少し経営難に陥る可能性があります。

とはいえ、利用者の家族側からすれば「本人のリハビリの経過や内容を知りたい」「主治医の治療に対する考えが気になる」「ケアをしている人たちは普段どのような点に気を配りながら介護をしているのか」などと気になるもの。

しかし面会が禁止されているうえに、カンファレンスまで実施されない現状では、利用者家族が主治医や看護師、作業療法士、介護士などから直接意見を聞く機会がなくなってしまいます。

「3密にならない場所でカンファレンスの実施を」

意見を聞く機会がない問題について、筆者は「高齢者施設外で、カンファレンスの実施を検討していただけないか」と考えています。例えば、公園や河川、学校のグラウンドなど広いスペースであれば3密を回避できますし、マスクやフェイスシールドを着用すれば飛沫感染の恐れは低いです。

高齢者施設の近くに広い場所がない場合は、オンライン通話アプリを使ったカンファレンスのを検討するのも良いでしょう。ご本人の様子が心配なご家族であれば、多忙な介護従事者の希望する場所や時間で調整することもいとわないはずです。

そのほかにも、以下のような点を家族へ共有すべきだと考えています。

〇リハビリの内容と成果リハビリを行った際の具体的なプログラムと成果を、紙媒体・あるいはデータ媒体でまとめて家族へ共有することが大切です。

続きは→ https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/home-care/no216/   をご覧ください。

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