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人気Youtuber白土綾佳医師の斬新な認知症治療を介護者が取材

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 近年、Youtubeチャンネルをもつお医者さんが増えていますが、認知症に関して発信を続けるのが茨城県笠間市「あやか内科クリニック」院長の白土綾佳先生。 

 白土先生は、「認知症は専門医が診るべきという概念から町医者が学び認知症診療をするべき考え方と正しい認知症診療を世に広めたい」とHPの他、ブログやツイッター(@AyakaShirado)で積極的に発信中です。 

あやか内科クリニック院長 白土綾佳先生

 介護に関わる人達は、医者選び、多剤服用(ポリファーマシー)、レビー正体型認知症患者への対処方法など限られた時間で正しい情報を得るのは大変。

 白土先生のYoutubeは、介護は総力戦、レビー正体型認知症患者の風邪薬の使用が要注意、SPECT検査は無意味など視点が斬新と話題です。

 ちなみに、筆者は、30歳過ぎから認知症祖母を6年間在宅介護、現在施設介護を経験中。

筆者が介護中に白土先生の治療方針や考え方に共感できる部分が多くあります。

  白土先生のYoutubeは、認知症介護を助けるヒントが数々アップされていますので、順番にご紹介させていただきます。 

「認知症のSPECT検査は意味がないそのワケは」 

白土先生が院長を務める「あやか内科クリニック」は、2017年1月10日に開業し来年の1月で4年目を迎えます。 

白土先生は、他の病院と違い患者さんの認知症だけでなく自治医大出身の総合医で医療機器が限られた環境で全身を診る経験を活かし全身を診察するのが特徴です。 

高齢や認知症の方は、いろいろな科にまたがる不調が出てそれらが複雑に絡み合った病態をきたす場合が多いです。 

ですが、「あやか内科クリニック」は、困った症状が出た時にまずはクリニックに相談し、本当に専門科の先生にお願いした方がよい場合に紹介してもらう2段構えの受診体制。 

 こうした体制下で、何でも相談できるという安心感と本人と家族の受診負担を軽減でき一挙両得といえますし、なかなかこうした病院は稀有な存在です。 

「町医者というのは、専門性に特化しすぎず広い視点でやれることは何でもやりたいという形で節操なく動いていったほうがいいと思います」(白土先生)。 

 そして、筆者が驚いたのは「あやか内科クリニック」が認知症で、最初から「専門的な検査」が必要なケースは、それほど多くはないのが実情だということです。 

「 SPECTは、混合型の認知症となると意味がないのです。混合型というのは、たとえばアルツハイマー型と脳血管型など、2つ以上のタイプが一つの脳の中に混在している場合。純粋に1つのタイプで説明できない状況のことです。血流は周囲との比較で判断するので、混合型でAとBの両方の領域の血流がともに低下している場合には、意味をなしません。混合型はかなり多く、80歳以上の高齢者であれば混合型が主流と言っていいかもしれません」(白土先生) 

あやか内科クリニックYoutubeチャンネル「認知症薬その前に」

 さらに、認知症の進行過程について、「アルツハイマー型だと思っていたら数年後に幻視症状が出てレビー化したり、レビー小体型だった方が途中ですごく怒りっぽくなってピック化したり。認知症というのは、経過の中で姿を変えていくことがしばしばあります。」 

参照 https://www.ayakanaika.com/category5/category6/entry21.html 

 そういえば、筆者の祖母もアルツハイマー型認知症と診断されたものの、レビー正体型認知症の症状に多い幻視が頻繁に出現しました。 

 認知症患者の割合は、アルツハイマー型認知症が68%、脳血管性認知症が20%、レビー正体型認知症が4%、前頭側頭型認知症が1%などとなっています。 

参照【専門医監修】認知症の種類と症状一覧|認知症のコラム 

https://www.sagasix.jp/column/dementia/matome/

 祖母の主治医は、「アルツハイマーかレビーか判断がつかないですが、とりあえず薬を服用します」と曖昧な返答で介護者の私はよく不安になったものです。 

 このような悩みをもつ本人や介護者は、けっして少なくなく白土先生のYoutubeは、解決に導くヒントを与えてくれます。 

 白土先生は、本人や介護者にとって”ドラえもんのような存在”ですね。 

「Youtubeを開設した理由」 

 白土先生は、HPやYoutubeをスタートしたきっかけは、主に2点あると下記動画で説明しています。 

あやか内科クリニックYoutubeチャンネル「なぜYoutubeを始める?」

①「定期的な受診者や講演等の復習に学びの場を提供したい」 

 日本のフリーアクセスの診療は1日5、6分が限界で病気の特徴や詳しい網羅的な話はできず歯がゆい思いがあったといいます。 

②「1対1で認知症介護をする人など多忙で講演会場まで足を運べない人にこそ必要な薬や病気の大切な情報を届けたい」 

 筆者も祖母を週4~5回のシングル在宅介護を経験し、仕事やプライベートの時間がほとんどありませんでした。 

 加えて、祖母の認知症の症状や介護や医療情報の変化に完全についていくのは難しい環境下。 

 ですので、白土先生のように認知症本人や家族の目線に立ち接してくれるのは、大変有難いものです。 

「認知症介護は総力戦」 

 そんな白土先生は、認知症介護について「医師、患者様、ご家族様の総力戦だと思います」と下記動画で話します。 

あやか内科クリニックYoutubeチャンネル 「減薬のすすめ」

 総力戦とは、「医師、患者様、ご家族様が一体となり、患者さんの様子を見ながら、常に減薬・休薬のタイミングを図っていただきたいです。患者さんやご家族さんにも主体性をもち認知症介護に挑んでいただきたい」(白土先生)。 

 私が在宅介護を始めてから5年が経過したころ、祖母に「徘徊」や「尿の横もれ」や「異食」などの症状がほぼ毎日見られるようになり、心身ともに疲労困憊で限界寸前で医師に相談。 

 医師が祖母に認知症の進行を抑える「レミニール」、興奮状態を抑える「セレネース」と「レンドルミン」と「ユーロジン」の睡眠薬を服用しました。 

 この薬と別に、祖母はもともと認知症の進行予防薬である「メマリー」、肥満や動脈硬化予防である「ロトリガ粒錠カプセル」、「コメリアンコーワ」、便秘予防に「マグミット」が処方されていました。 

 祖母は8種類の薬を服用後、「呂律が回らなく何を言っているか不明」、「部屋の服を荒らす」、「歩行困難」、「深眠」といった副作用が出現。 

 結果として、薬の副作用が原因で祖母の認知症が進行してしまい主介護者の私は今でも後悔・・・。 

 きっとこうした介護者は少なくないでしょう。 

 さらに、総力戦には医師・患者・家族に加え、かかりつけの薬剤師との関係が不可欠だといいます。 

 その理由を白土先生は、「一般の方に要注意の薬が入っていないかなど薬の判断はなかなか難しいです。また、ご本人様の病気と状態と内科、皮膚科、泌尿器科など色々な医療機関からまたいで薬が処方されているのを全て把握できる存在は大切だと思います」と言います。 

 つまり、総力戦とは医師、患者、家族、薬剤師が四位一体となり認知症に立ち向かっていくことを意味するのです。 

「上行性レビー正体型認知症の薬剤投与は慎重に」 

認知症は主に4種類あり、「4大認知症」ともいわれます。 

アルツハイマー型認知症・・・物忘れなどの「記憶障害」から始まり、自分のいる場所や時間などがわからなくなる「見当識障害」、物盗られ妄想、徘徊などの一般的にイメージされる認知症の症状が出現します。 

脳血管性認知症・・・脳の損傷を受けている場所によって症状は千差万別ですが、脳の前頭葉白質が障害されているケースが多く、その場合には記憶障害よりも遂行機能障害や精神運動の遅延、意欲の低下が目立つことが多いです。また、感情面での変化も特徴的で、急に笑ったり泣いたりする「感情失禁」や、反対に抑うつ状態になります。 

レビー正体型認知症・・・現実にはないものが見えてしまう「幻視」、自宅に誰かがいるという妄想で警察に相談するなど。 あるいは、手足が震えてうまく動けなくなる「パーキンソン症状」や就寝中に大声を出すなどの睡眠障害を発症するケースもあります。 

前頭側頭型認知症・・・初期段階は感情の麻痺が激しく、ぼんやりしている時間が増えたり、他人への興味がなくなったりします。中期では同じ行動を繰り返す「常同行動」がみられるほか、集中力がなくなるので人と話をしていても突然立ち去ってしまうことも。後期には精神状態が不安定となり、食べることや部屋から出ることが少なくなる場合があります。 

参照【専門医監修】認知症の種類と症状一覧|認知症のコラム https://www.sagasix.jp/column/dementia/matome/

【わかりやすい】認知症の種類(アルツハイマー型・レビー小体型・脳血管性・前頭側頭型)https://www.minnanokaigo.com/guide/dementia/type/ 

 認知症の中でもレビー正体型認知症の服薬には注意が必要だといいます。 

「上行性レビー正体型認知症の小刻み歩行やすくみ足があって転びやすいパーキンソン症状があったり起立性低血圧など自立神経がある患者さんは、薬の使用に注意が必要です。」(白土先生) 

 レビー正体型認知症には、上行性(大脳の後ろから順番に前に進行する)と下行性(脳幹の下の方から進行する)2種類があり、上行性の進行が早く投薬にも注意が必要というわけです。 

 また、白土先生は、薬剤に過敏性があるレビー正体型認知症患者には風邪薬の使用が要注意だと警鐘を鳴らしています。 

あやか内科クリニックYoutubeチャンネル 「認知症ではかぜ薬に注意」

 その理由について、「元々認知機能を低下している方が風邪を引いても抗ヒスタミン薬には抗コリン作用があり、認知機能を低下させてしまったり、傾眠を引き起こし意識レベルを落としやすいんです。元々認知機能を落としている方がせん妄状態になりやすく数日間続くことがあるんです」(白土先生) 

 どうしても介護者は、日々の介護や仕事に追われたり、新型コロナウイルス感染予防で「少し位の風邪なら薬局で買った薬を飲まれば大丈夫か」と考えがちですが、素人の安易な判断は危険です。 

 それでは、介護者が本人を病院に連れて行きどういう治療があるかといえば白土 

 先生曰く「市販薬は服用しない方がいいと注意喚起し、シチコリンというレビー正体型の人で意識レベルを上げるための注射を打ち目を覚ましてもらいます。ある患者さんは、翌日にはいつもの状態に戻っていました」(白土先生) 

 レビー正体型認知症患者が風邪を引いた際、介護者が病院へ行き、シチコリン注射が可能か他の選択肢を含めかかりつけ医と相談するのが大切です。 

 白土先生のYoutubeは、これ以外にも今までの認知症治療の常識を大きく変える目からウロコが落ちる情報が数々つまっています。 

 SPECT検査は意味をなさなかったり、認知症介護がチームプレイという視点、上行型レビー正体型認知症が風邪薬でさえ要注意であったり読者の方々も「えっ?知らなかった」ことが多かったでしょう。 

 白土先生は、常に患者や介護者の視点に立つ人柄や常に向上心が高く勉強熱心な方なのがわかりましたね。 

 ぜひYoutubeチャンネルの登録高いいねを押し、応援しましょう。 

 また、白土先生のYoutubeの動画が多くてなかなか見れない、介護従事者、 

介護家族の方、チャンスです。 

11月1日と19日には、白土先生が「家族を笑顔にする認知症治療」というテーマで、無料配信をZOOMで開催予定です。 

ZOOMによる配信ですので、日本全国どこからでも白土先生のセミナーが無料で聴講可能です。 

この機会をお見逃しなく!!! 

締切は、1回目が10月25日(日)、2回目が11月12日(木)ですので、お申し込み等詳細は下記を参照にして下さい。

実践的認知症オンラインセミナー開催詳細

 

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関西出身。株式会社CSK(HP制作会社)やCSKマーケティング(放送・通信業)を経て、30歳過ぎから母親がガン・脳梗塞等で認知症祖母シングル在宅介護6年経験。2019年1月祖母は、認知症進行で精神科病院へ入院後2020年11月療養病院へ転院。緊急対応や週1回面会。2017年頃からフリーライター、メディア評論家、時折テレビの仕事など幅広く活動。日総研認知症ケアやみんなの介護は連載3年目の他デイリースポーツ・ヤフー等多数掲載。2020年、メディア出演や12月 『おばあちゃんは、ぼくが介護します』(株式会社法研)を出版。ツイッター @torata_t Youtube ほんやまで新聞Youtubeチャンネル – YouTube

 

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